家系図の名言

2020年02月13日


 アメリカの詩人で、系図学者としても有名なLaurence Overmireは家族歴史とはどういうものかについて、心にしみる名文をたくさん書いています。彼の名言の中から、私の好きなものをいくつか紹介しましょう。


 「私の先祖は、私を私にするために重要な役割を果たしました。彼らから受け継いだものを大切にします。彼らが私にくれたものを決して忘れません。私は死ぬまで彼らを愛します。そして誰も彼らを私から連れ去ることはできません。」


 「正直で、貧しく、さもなければ目立たない男と彼を愛した優しい心の妻のことは、長い間忘れられ、歴史に埋もれていましたが、子孫からすれば彼らは賞賛に値する先祖であったかもしれません。」


 「家系をたどると、歴史をつくった多くの人々や出来事とのつながりが見つかります。歴史は関係のない古い見知らぬ人々の話ではありません。歴史はあなた自身の物語です。あなたの家族はたしかにそこにいました。あなたの祖母と祖父、叔父と叔母、いとこたちと。彼らがそこにいなければ、あなたも、ここにはいないでしょう。」


 ロンドン大学の名誉教授Alison Lightも心にしみる名言を書いています。


 「すべての先祖の人生は語るに値します。ドラマや変化のない人生など、ありません。」


 私もまったく同感です。語るに値しない人生などありません。みなさんの家系図探求によって、一人でも多くの忘れ去られたご先祖が発見され、子孫にその名、その人生が伝わりますように願っています。