歴史人口学の本棚


 歴史人口学はフランスで近年に生まれた学問です。我が国ではおもに江戸時代の宗門人別改帳をデーターベース化して分析し、結婚年齢や離婚年齢、平均寿命、人口の増減など、近世庶民の家族のありかたや暮しぶりを新しい視点から追及しようという学問です。その研究成果は江戸時代の農民を理解するうえで、大変参考になります。日本における歴史人口学の第一人者、慶応義塾大学名誉教授の速水融先生の『歴史人口学から見た日本』が入門書としては最適でしょう。そのほかの参考図書も上げておきます。