手越姓の由来

2019年11月09日


 NEWSの手越祐也さんの苗字「てごし」は珍しいですね。全国に約140人しかいません。大阪府や広島県に密集がみられ、由来は地名発祥です。
 静岡市駿河区に手越という地名があり、鎌倉時代から記録に登場します。語源は隣の向敷地から当地を通って丸子に向かう古道を「手児(てこ)の呼坂」と言い、これが短縮したものとも、安倍川を人の手で渡ったことにちなむともいわれています。手越という地名は茨城県などにもあり、いずれも川岸にあることから、語源としては後者の渡し船説のほうが有力です。
 駿河の戦国大名今川義元に仕えた手越松三郎は上記の地名から出た家と考えられています。宮城県の伊達政宗の家臣にも手越内膳という武将がいたと『蒲生氏郷記』に見えます。 

 使用人数は少ないですが、歴史に名前を残した人物を何人を出しています。