研修生募集


クラーク博士
クラーク博士

 

 近ごろは苗字、家系に関するテレビ番組が頻繁に放送され、関連本も出版されることから、世代を問わず自分の家系(ファミリーヒストリー)に関心を持つ人が着実に増えています。

 ルーツ調査先進国の欧米では、すでに先祖調べは国民的な趣味の一つとして完全に定着しており、多くの人々が楽しみながらご自分のご先祖をさまざまな方法を駆使して探しています。そういう愛好者をサポートする図書館や公文書館など公的機関のサービスも充実しており、同好の士が集う親睦団体などの活動も活発です。それらを支えているのが大学で系図学(Genealogy )を学んだ人たちです。

 

 そういう欧米のルーツ事情に比べると、日本はまだまだ遅れています。そして最も深刻な問題が専門家を育成する機関が全く存在しないということです。教育機関が無いということは、若手の専門家が現れず、もしも公私の機関が愛好家に対して欧米のようなサービスを開始したとしても、そこで働けるだけの知識を持った人材が現状では、まったく足りません。それだけではなく、若い専門家が育たない環境が続けば、欧米の環境レベルに達する前に、日本の系図学の灯そのものが消えてなくなってしまう危険性すら考えられます。


 そこで微力ではありますが、将来の日本の系図学を担う若手の人材を育成するため、研修生制度を開始することにしました。

 私がこのような活動を始めようと思った背景には、専門の教育機関が無いということのほかに、かつて私自身が丹羽基二先生(苗字の著書150冊以上。日本家系図学会創立者)や丸山浩一先生(『家系のしらべ方』の著者。家系研究協議会創立者)らに師事して育ててもらったという経験があるからです。両先生が亡くなられたり、引退された現在、微力ではありますが両先生の遺志を継いで、今度は私が次の時代をになう人たちを育てることによって、かつて両先生から受けた御恩に少しでも報いたいと思っています。

 苗字や家系に関心のある方はぜひご参加下さい。


 参加の条件は次の通りです。

  1. 40歳以下の方。
  2. ご自分の家系だけではなく、将来は、ほかの方の家系図作りのお手伝いをしたい(講座での指導、代理作製など)、苗字や家系に関する情報の発信者(書籍の出版など)になりたいと思っている方が対象です。しかし、興味はあるものの何もしていないという場合は、まずはご自分の家系調査から始めてもらいます。
  3. 月に2回程度、札幌市のちえりあ(地下鉄宮の沢駅直結)に来られる方。授業料は無料です。ただし、貸室の料金は研修生の方々に均等割りで支払ってもらいます。部屋代は2千円前後です。それを参加人数で割りますから、1人1回の負担は500円程度です。これ以外の経費は一切かかりません。
  4. 授業が行われるのは隔週水曜か、木曜日の夜間7時~9時です。この時間に出席できる方。開塾日は私や研修生の方のスケジュールで変化することがあります。
  5. 参加は随時、受け付けています。
  6. 研修期間は約3年を目途としています。その間に苗字・系図・家紋・系図学(Genealogy 。家系調査法)、日本史、古文書の基礎知識を体系的に学びます。研修期間終了後の進路については、その時点で研修生の方と話し合いを行います。3年間を一つの区切りとしていますが、3年間で学べることはあくまでも基礎です。自らテーマを見つけて研究・調査する能力、初学者を指導する能力を身に付けるためには、さらなる自己研鑽が必要となります。
  7. お問い合わせのさいには実名と年齢、住所(市町村や区までで結構です)を必ず明記してください。匿名のご応募には返信いたしません。
  8. 研修期間中、ご都合のよいときに、私の講座や仕事のお手伝いをしてもらうことがあります。実習とお考え下さい。
  9. あえて言うことではありませんが、人としての礼儀を心得ている方。ほかの研修生の方と仲良くできる方を求めています。現在、4名(男性3名。女性1名)の研修生の方がいます。

 苗字の由来解明や家系調査の技術は非常に特殊な技能であり、身につけている人が少ないスキルのため、将来的には講座の講師、本の出版、テレビやラジオへの出演も決して夢ではありません。ご本人の努力次第で、どんどん道は開ける世界です。

 歴史知識はあるに越したことはありませんが、必須ではありません。

 それ以上に大切なことは、一つのことを究めたい、一芸に秀でた人になりたいという想い、そして何よりも学ぶことに対する情熱です。

 参加希望の方は下記からメールをお送り下さい。

 折り返し、講座開催日などの詳細をお知らせ致します。