二本松藩


 10万700石 外様 丹羽氏 福島県二本松市 


二本松藩
二本松藩


「明治元年武鑑」


〔御家老〕

丹羽丹波

日野源太左衛門

江口三郎右衛門

丹羽掃部助

淺尾数馬介

丹羽一学

高根三右衛門

丹羽右近

本山大助

日野大内蔵

樽井弥五左衛門

大谷与兵衛

大谷鳴海

丹羽兵庫

種橋主馬介


〔御用人〕

岡佐一右衛門

服部久左衛門

中川助右衛門

丹羽和左衛門

丹羽勘右衛門

梅原新吾

田邊市左衛門

青山伊右衛門

横江喜右衛門

土屋甚右衛門

植木次郎右衛門

成田又八郎

大谷主米介

安井九左衛門

羽木権蔵

青山助左衛門

崎田伝右衛門

成田弥格


〔御城使〕

和田要人

星 峡間


 『二本松市史 5巻 資料編3 近世2』 (二本松市 1979年)に収録されている「世臣伝」(1679年までに召し抱えた一族、家臣の家譜150余家を集録)、「松藩廃家録」(1801年までに絶家した215家を集録)、「松藩続廃家録」(1769年から1812年までに廃絶した40余とその他の絶家46家を集録)、「新家譜」(世臣伝を1837年まで書き継いだもの。また世臣伝に収録されなかった110余家を集録)から氏名を紹介しましょう。


『世臣伝』

大谷与兵衞元秀

(丹羽)浅見掃部助忠政

丹羽五郎兵衛長清

成田弥左衞門重忠

種橋惣兵衛一章

関八右衛門重英

長屋茂左衛門元吉

中川文右衛門本真

浅尾数馬介重常

高根三右衛門寿久

樽井弥五左衛門重次

水野新左衛門

岩本名左衛門正明

奥野彦兵衛

高橋太左衛門

下河辺庄右衛門行武

上田伊繊重道

(丹羽)山田石見守正次

三谷権兵衛正胤

戸城伝左衛門安久

中井弥次右衞門重次

土屋甚右衞門有清

神田斎宮之介政久

早川吉左衞門

日野新右衛門重尚

奥田半兵衛

槇四郎兵衛

鈴木又左衛門重庸

三沢小兵衛吉高

瀬尾喜左衛門利隆

大桶六右衛門

原兵部丞成秀

土肥治兵衛

渡辺卯右衛門

服部左近右衛門保久

丹羽八左衛門重次

木村権左衞門智定

伊藤与次右衛門

高松十右衞門盛嘉

平島四郎左衛門正利

山田兵太夫

武谷伝兵衛

植木次郎右衛門尚広

大関市右衛門房泰

村越久右衛門定次

吉田庄介重清

中沢仁左衛門重綱

小形伊兵衛道重

吉川造酒之介正武

村島清右衛門正保

梅原大膳

上崎久左衛門

桑原六之丞景次

吉田平太夫正栄

野田与右衛門正満

服部六郎右衛門長舎

成尾源兵衛勝雄

安井仁右衛門茂時

安田惣右衛門

佐倉六右衛門

中村善兵衞信之

矢部庄右衞門

三田五兵衛

小野十右衛門

江口三郎右衛門正信

西崎佐左衛門善近

白岩伊右衛門守広

土田弥左衛門

堀新蔵人当直

小林金右衛門

佐野作左衛

月岡玄蕃朝広

安保忠左衛門宗実

斎藤小介直一

寺西四郎兵衞是正

南部与惣兵衞

鹿野平兵衛正増

青戸市郎右衛門慈久

渡辺四兵衛

石橋勘左衛門貞輝

会田太郎左衛門

中村弥一右衛門

佐野善兵衛相興

熊谷十郎右衛門直吉

日夏権左衛門

吉岡太左衛門

山田左太右衛門直道

毛利兵左衞門

岡市右衞門

吉田嘉左衛門

(丹羽)青山助兵衞長勝

上田覚右衛門利広

依包源兵衞可勝

小池武右衛門

安部井又之丞長舎

星忠兵衛実良

大山清左衛門義辰

羽木権右衞門貞利

小沢長右衛門正吉

(勝岡)勝本久介宣盈

伴覚兵衞正秀

原太右衛門信昌

今江喜兵衛貞能

藤田八郎兵衛

小暮五兵衞

黒川嘉兵衛盛忠

鱸勘兵衞林春

石黒平太夫利勝

立入嘉右衞門

木本六郎左衞門吉義

(赤田)岡弥三右衛門正綱

和田外記左衛門清元

天野平右衞門

今泉藤右衛門

香西治左衞門宣為

滝川正暦

長沢三右衛門

全田甫庵

中川助右衞門正勝

寺田伊兵衛貞盛

三宅義左衛門隆仲

城田源五左衛門政闌

内藤新五左衛門正次

平松彦右衛門正明

三浦藤兵衛

高橋左京亮

白石新之允為智

木村瀬兵衞

中原七郎右衛門直政

長野道朔矩久

本山惣兵衛安英

長岡平左衞門道明

遠藤太左衞門縁信

横江喜右衛門重勝

杉村勘兵衛正時

(片岡)岡安兵衞明英

須賀平兵衛

根来八九郎重明

根来伝右衛門正勝

設楽五右衛門貞清

高橋次郎左衛門政時

筑紫弥右衛門義門

磯村文蔵吉徳

斎藤喜兵衛秋盛

(毛利)森村左介針良

青木平太左衛門道直

味岡繁右衛門道寿

竹村権兵衞

田島市左衛門

武田伊左衛門芳次

木滝四郎左衛門忠勝

山本又右衛門

中井覚右衛門

崎田伝右衛門

(広瀬)北村寿庵了義

『松藩廃家録 乾』

山形武兵衛

稲田靭負

浅見助太郎

池内権左衛門

浅尾縫殿介

中川兵蔵

(山田)丹羽次郎太夫

丹羽八左衛門

高根新三郎

太田金左衛門

内藤喜右衛門

長谷川太郎兵衛

志水重右衛門

川村作右衛門

永田五左衛門

安部井角右衛門

(牧野・奥山)岩瀬半右衛門

上野次郎左衛門

(赤田)岡源八

(土屋)清水関左衛門

福永仁左衛門

松原梶松

坂川忠右衛門

大谷杢左衛門

安見清兵衛

丹羽小平太

安保吉左衛門

日野七太夫岡田民弥

真野彦三郎

杉山門右衛門

黒川武右衛門

(五十嵐)小形勘介

原八十之介

大橋長蔵

旅川彦右衛門

大谷治部右衛門

(根来)押田亀右衛門

(川木)柴田藤八

(成見)沢口宗兵衛

不破源太郎

日野孫右衛門

川上文左衛門

中井儀太夫

筑紫弥右衛門

矢島源太左衛門

(岡野)大関権太左衛門

太田茂右衛門

萩野三五兵衛

堀卯右衛門

大槻兵助

青山岩右衛門

高井又四那

(坂井) 筧安左衛門

武久次郎左衛門

中村甚五右衛門

池田善之介

大脇金八

堤儀八

(高根) 国安志賀右衛門

根来八九郎

川木伊左衛門

沼十郎右衛門

奥村一郎左衛門

根村市太郎

永井六之介

岩越理右衞門

丹羽重兵衛

宮田清兵衛

沢村源右衛門

佐々吉兵衛

安井権兵衞

湯川喜右衛門

町野権右衛門

新市之介

竹内金右衛門

(坂井)川崎久兵衛

山田小兵衛

(黒川)佐々木新五太夫

近藤三那兵衛

(浅見)丹羽伝吾

中川主水

生駒権左衛門

守山谷右衛門

(山口)太田勝右衛門

桑原庄太夫

『松藩廃家録 坤』

本庄一郎兵衞

(平林)村越久右衛門

星田次郎左衞門

小野口与一右衛門

(美濃部)里村武助

岡田長兵衛

村島甚介

(水田)川添文之進

山崎安左衛門

吉田定右衞門

高橋藤右衛門

児玉一郎太夫

(佐藤)和田文左衛門

松本吉右衛門

中川左衛門

鈴木伴蔵

水原仙兵衛

駒塚志米太

(池内)佐川彦兵衞

矢部理右衛門

山田辰之丞

種橋官兵衛

武谷伝兵衛

小見山忠兵衛

横田八十郎

三崎才右衛門

丹羽刑部

富田弥藤二

山岡佐一右衞門

信太治右衞門

蔵谷源五右衞門

山本源十郎

鈑田七郎左衛門

板尾理兵衞

清川孫之丞

十河軍八郎

揖斐丈右衞門

(里見)矢部喜兵衛

(山田)丹羽六郎右衛門

鈴木理左衛門

長沢小一左衛門

(青山)丹羽七郎左衛門

高根長左衛門

原善太夫

(原)川添夘右衛門

上崎金兵衛

今村権之介

小池武右衛門

(宮)三谷伴右衛門

岡田元右衛門

郡嘉内

(山田)丹羽数右衛門

(岡)三浦段九郎

小宅喜代二

横江内藤介

佐藤弥三右衛門

鱸源右衛門

久保吉右衛門

水野竜左衛門

黒川市郎兵衛

浅尾速見

梅原浦右衛門

諸田兵四郎

小高久右衛門

北條喜伝次

(柴田)野内伊左衞門

佐野助之丞

谷口権次郎

野田与三右衛門

梅原弥三左衛門

川林九十九

(加々爪・黒川)大崎喜代介

松下亀之介

平松主鈴

『松藩続廃家録』

伊藤良伯

北條権右衛門

磯松宗太左衛門

近藤章郷

高松十右衛門

青山市郎左衛門

中村兵四郎

種橋多門

門沢兵介

牧野台八

佐藤隆徳

小川有省

津田筍長

磯野勝左衛門

成田元厚

丹羽次郎太夫

中川丈太夫

渡辺与之丞

増子亥之助

矢島伊織

伊田雄碩

滝山甚助

松本宗湖

山中左介

佐藤仲右衛門

玉川台右衛門

津田濃右衛門

遠藤九郎左衛門

貴志祐介

三本本喜之助

香西源太兵衛

舟津貢

丹羽常之進

山岡意針

斎藤雲作

寺田金吾

横江文仲

松下藤馬

久保三郎兵衛

後藤佐記右衛門

稲倉太玄

『新家譜』

〔興国公より所領拝領〕

沢崎金左衛門実門

青山甚五左衛門正民

伊藤弥兵衛

中野杏順養真

井上吉左衛門正房

田辺源右衛門政清

千賀孫右衞門可章

松田喜左衛門定則

錦見鎌也貞吉

松井喜左衛門勝直

大島直右衞門義俊

篠沢甚五兵衞良敞

浅岡段介利氏

山田善右衛門正豊

〔巌松公より所領拝領〕

安増角右衛門正利

小川平介藤興

熊田益庵朝住

〔泰雲公より所領拝領〕

浦井滝之允邦直

飯田義左衛門雅顕

稲沢隆鮮勝興

〔天岳公より所領拝領〕

平山

花沢志津摩行隆

後藤孫兵衛信実

横田左記右衛門正禎

岩井田舎人希夷

田村玄庵親喜

大森木殿直竹

石田義右衛門恒英

松井丈右衛門重安

〔大洞公より所領拝領〕

落合玄碩応之

水野甚内好昭

伊藤六左衛門祐明

山路金兵衛教包

山下五左衛門明敬

成田元厚正勝

鈴木忠太至武

馬場丹治敬明

関屋道意相親

八木平太夫至以

久保三郎兵衛保則

遠藤雲沢説夫

竹中七兵衛義法

小柴貞庵屋之

山田友右衛門正喜

酒井朔庵周行

塩田碩庵良立

有賀鹿右衛門徳通

〔雄峯公より所領拝領〕

岡村与左衛門喜徳

宮沢平内左衞門宣紀

徳田宗七郎茂雅

錦見隆伯雍

笠間近左衛門安貫

遊佐六兵衛

田九長助維寧

熊田信庵雅恭

矢島権兵衛信武

滝勘左衛門公明

池田六郎左衛門

国分文右衛門義都

竹内兵助章慶

宇田惣右衛門伊義

服部玄亮茂直

堀主鈴宣安

劉又郎

大越忠治周武

佐藤習悦成徳

高雲翼附鳳

松本権市英珍

佐久間平雄政敏

沢井市左衛門

寺田和助紀達

森佐一右衛門実勝

諸岡玄清英章

長岡多仲安知

井上常右衛門信歳

増子利右衛門久敬

小山郡左衛門利况

杉内栄喜義広

杉田玄章国章

近藤九兵衛行元

渡辺喜太郎知貞

相田友之進美質

大沢六班成美

斎藤雲作安雅

古川与作安至

〔雄峯公より俸米を賜る〕

神谷治五右衛門知敬

近藤弥右衛門美武

吉田清太夫盛房

山本庄右衛門容用

舟津伴右衛門政喬

堀長蔵一隆

加藤情右衛門幸保

磯野勝左衞門佐泰

橋本市左衛門英容

斎藤源太夫豊允

大久保甚左衛門以章

遠藤再賀貞頭

吉田又左衛門政時

影山惣左衛門邦時

橋本宗計庶繁

高野嘉太夫敏義

安斎浄左衞門近将

吉成治左衛門為昌

本多伊平次慶郷

山岡治郎太夫季恵

高橋理助質

井上半左衛門方睦

佐藤忠太夫知利

久保玄養則茂

関口宗叔震


【明治初年の士族と卒族の戸数】

士族 489戸

卒族 556戸


【系図・家譜・由緒書】

「世臣伝」 『二本松市史 5巻 資料編3 近世2』 (二本松市 1979年)

「松藩廃家録」 同上

「松藩続廃家録」 同上

「新家譜」 同上

『二本松藩史』「第三編 列伝」二本松藩史刊行会編 臨川書店 1992年

国立デジタルコレクションで閲覧可能。


【藩士名簿】

『天保元年・慶応・戊辰・明治十年二本松藩士人名辞典』 古今堂書店古典部編 古今堂書店 1934年 国立デジタルコレクションで閲覧可能。

[寛政8年2月役人帳] 『二本松市史 4巻 資料編2 近世1』 二本松市 1980年

「寛永11年御上洛丹羽宰相長重公御供之侍」

「寛永13年御領地御支配帳」

「新規召抱帳」(寛政8年改)

「御家中御役御知行並御屋敷附」(嘉永4年写)

(明治初年)「貫届家禄帳 二本松藩」 福島県歴史資料館

(明治8年)「士族家禄明細帳 二本松」 同上

『明治の士族 福島県における士族の動向』 高橋哲夫著、 歴史春秋出版、 1980年、

 明治初期の県職員録、県庁に出仕した旧各藩の士族、復籍願いを出した旧会津藩士など、福島県歴史資料館に保管されている福島県庁文書を用いて士族の氏名を数多く掲載しています。

『錦絵でみる西南戦争 西南戦争と福島県人』 塩谷七重郎著 、歴史春秋出版、1991年、

 明治10(1877)年の西南戦争に出征した福島県人の名簿を多数掲載しています。その大半は警視庁の抜刀隊などに応募した士族です。 


 特定の藩士についてもっと詳しく知りたい方、ご先祖が藩士と聞いているものの、確認する方法が分からないという方は、当サイトの無料相談からお問い合わせください。